
●みかんの苗木を大きく育てる3つの方法【摘蕾・芽かき・摘心】
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1.摘蕾・・・みかんの蕾を手で摘み取ること。
【実施理由】
みかんは2年生の苗木を植えてから3~4年の間は実をつけず、樹を大きくします。
骨格を大きくすることでより多くのみかんをならせることができるからです。
早くからみかんを成らせると、みかんの樹の成長が遅くなります。
【実施方法】
春になると写真のように、みかんの苗木に白い蕾が出てきます。
このみかんの蕾を全て手で落としてください。
ある程度みかんの蕾が出そろってから実施する方が効率的です。
みかんの蕾を取った後も出てくる可能性があるので、その時は順次取り除く。
みかんの実をつけないようにしてください。
もし、みかんの蕾を取り忘れてみかんの果実が出来たときは、見つけ次第取り除く。
2.芽かき・・・みかんの新芽を手で摘み取ること。
【実施理由】
みかんの樹をはやく大きくするため、先端の成長のはやい芽を一つだけ残すことで、その芽に栄養が集中し生育が早くなるため。
【実施方法】
春頃にでる新芽(春芽)夏ころに出る新芽(夏芽)秋頃に出る新芽(秋芽)
順調に生育すれば、1年に3回新芽が出てきます。
新芽が出るたびに、先端の成長のよい新芽を1本だけ残し、他の芽は摘み取ります。
写真のように1本に残してください。
およそ5cmほど伸びてから実施する方が生育の差が出るのでわかりやすいです。
3.摘心・・・新芽の成長点を摘み取ること。
【実施理由】
摘心をすることで、みかんの新芽が太く頑丈になる。
みかんの新芽を早く緑化させるさせることで、次の新芽が出てくる時期が早まる。
次の新芽を早く出させることが、みかんの苗木を大きくするポイント。
【実施方法】
春頃にでる新芽(春芽)夏ころに出る新芽(夏芽)秋頃に出る新芽(秋芽)
新芽が5cmほど伸びた頃に新芽の葉を下から5~6枚ほど残し先端を手で摘み取る。
春芽・夏芽・秋芽で実施することで、みかんの苗木が太く丈夫に育つ。
この3つのポイント【摘蕾・芽かき・摘心】を実施することで苗木の成長スピードが大きく変わります。
他にも、肥料・水をしっかりと散布することや、病害虫を防除することも大事になりますので、合わせて実施してください。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
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