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みかん作りのこだわり【後期摘果】

みかん作りのこだわり【後期摘果】

●後期摘果とは、、、

 

以前みかんの摘果については、紹介いたしました。美味しいみかんを作るため、傷や小さい果実を摘み取る作業のことを摘果といいます。

中山農園では、こだわりとして【後期摘果】を取り入れております。

まず、美味しいみかんを作るには、どうすればよいのか。

ズバリ!みかんの樹にストレスを与えることが重要となります。ストレスとは、負担つまり樹を弱らせることで果実の糖度を上げることができるのです。

しかし、負担をかけすぎるとみかんの樹が枯れてしまったりします。みかんの樹と相談しバランスをとることが一番大事なこととなります。

・ストレスのかける方法

マルチシート・・・水分の吸収を少なくするマルチシートを敷くことで余分な水分を吸収させず甘くすることができます。

後期摘果・・・みかんの果実を収穫間際までたくさん成らすことで、樹に着果によるストレスをかけることで甘くすることもできるのです。一気に果実のストレスを無くすため、摘果時期にはみかんが敷き詰められた状態になったりもします。

中山農園では、マルチシートは水分がもともと多すぎる圃場でしか使いません。最近では雨が降らなさすぎ、逆に水やりをしないといけない気候になってきています。

そのため、自然にストレスをかける方法として後期摘果を採用しております。

●中山農園のみかんの特徴

・着果ストレスがかかったみかんは、皮が薄くとろける食感です。粒も際立ちはじける果汁が楽しめます。

そのため、お目が一気に降ると果実が割れてしまうことがあります。それだけ皮が薄いという証拠です。(裂果といいます)

気候や木の状況を日々観察し適した時期に作業を行うことを大切にしております。今年も美味しいみかんをお届けしていけるよう頑張っていますので、みかんを通して素敵な出会いがあることを楽しみにしております。